中小企業の動画活用は大企業のやり方を真似しても意味がありません。

2015/01/20 2015/12/29

YouTubeで動画を作れば売れるんじゃないか？という問合せが最近増えてきております。
ネットユーザーは動画を見るようになってきた。
アメリカのある小売業では、商品購入の判断で動画が役立ったという人は90%いた。
出典；http://www.videobrewery.com/blog/18-video-marketing-statistics
たしかに、動画のビジネスへの可能性は広がっています。ただしYouTubeへ動画をUPする会社が増え、大企業でもYouTubeでCMを配信するのが当たり前になってきています。
中小企業の我々が、大企業の真似をして同じような動画CM　イメージ広告を配信しても無駄です。

動画を使う目的は？

大企業でも中小企業でも、同じ目的が一つあります。それは、記憶に残るようにするということ
記憶に残るために、大企業では有名人を活用したり、話題になるような面白さや、商品と全く関係ないストーリーを展開したりしています。YouTubeよりもテレビでのCMにより、多くの視聴者に企業イメージや商品イメージを植え付けることが目的であり、即販売に結び付たりする広告はありません。

中小企業の動画活用の場合は、このようなイメージ戦略を取ることは得策ではありません。まず大企業のような「ぼやけたイメージ」では、まったく覚えてもらうことはありません。　覚えてもらいつつ、視聴者に問い合せてもらう。来店してもらうこと、購入してもらうこと。をゴールにしなければいけません。

中小企業の動画活用に必要なこと

まず大切なのは、お客様に役に立つ情報をいれること。CMを作っても仕方がありません。役立つ、魅力あるコンテンツを発信することで、視聴者をあなたの会社のファンにしていくことが大切です。ノウハウだけではなく、便利さやユニークさ、他にはないメリットを打出し続ける事が大切です。

直接呼びかけること

問合せしてもらいたいお客様、来店してもらいたい客に直接呼びかけることが必要です。
そのためには、ターゲットとなるお客様を集めるタイトルが非常に重要になります。

ターゲットとなるお客様が検索するであろう言葉（キーワード）をタイトルやキャプションを入れます。
多くの人に見てもらうこと、再生回数を気にする必要はありません。ターゲットに見てもらい、記憶に残し、問合せ、来店につながることが大切になります。

リアルであること

中小企業の動画には、リアルさが必要です。大企業との差、中小企業の武器は「泥臭いけれど、リアルな接客であり、熱意が感じられることが大切です。

こちらの動画では、飲食店の動画例です。
タイトルでは　地域、ジャンルを絞りこんでいます。その上でお客様が来店の判断で気になる、場所　雰囲気、料理　スタッフの様子を1分でまとめています。多少　荒い画像ですが、臨場感を演出しているものです。

接客商売の場合、お店の顔、人をリアルに表すことが来店しやすさを演出することになります。

キャラクターを出すこと。

中小企業が記憶に残るためには、お店やサービスの特異性や人柄を何度も発信する必要があります。
何度も見ていただくことで、記憶に残り、お客様に選ばれるような信用につながります。

継続すること

継続し、定期的な情報発信を続けることが、お店のイメージづくりになります。
*お客様にイメージを持ってもらうことがイメージ作りになります。

動画1本でいきなりお店が繁盛することはありません。継続していくことで、初めてお客様に認知され、来店　問合せにつながるのです。　
動画やBlog　ソーシャルというウェブメディアは地道な作業ですが、他では行っていない分だけ効果があります。

中小企業の動画は信頼を得るための強力なツールです。ターゲットを絞り、リアルな様子、人柄を前面に出してキャラクターを押し出し、継続していくこと。

記憶から信頼　そしてブランディングへ、自社の魅力を高め、ファンを作る近道が動画活用になります。

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