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これからの音楽業界で生き残るには?

2015/07/16

             

musician
始めに断わっておきますが、業界人ではない素人の見解です。
昔からのファンをがっちり抱えているミュージシャンがいる一方、新しいミュージシャンにはなかなか厳しい世界になっています。
止まらぬ凋落、合わせて3000億円を切る…音楽CD・有料音楽配信の売上動向(2015年)(最新)
この記事の通り、音楽業界はCDが売れない、有料配信も減少、その上月々定額制、無料配信も始まり、業界は非常に暗いようです。

中堅ミュージシャンの一年

ある中堅ミュージシャンの方によると、現在のバンドの1年は、春にCDをリリースし、プロモーションを行い、GW~夏のフェス、秋の学園祭、年末イベントという営業を行うことで生計が成り立っているとか。
既にコアなファンがあり、大手プロダクションに所属しているミュージシャンなら、春にアルバムができていれば、一年の計画が立てられるようです。

茅ヶ崎といえばサザンオールスターズ こんなビッグネームのアーティストは、安定しているけど・・・「葡萄」2015年3月31日 リリース

定額制サービスが始まる

今年になり、定額制の音楽配信サービスが次々とリリースしています。
定額制の6つの音楽ストリーミング配信サービスを比較(曲数から料金、音質、特徴まで)
定額サービスが業界を明るくする起爆剤にはならないでしょう。世界的な音楽のストリーミングの流れがやっと日本に来ただけです。音楽業界の最大のネックはYouTubeだと私は思います。だって、無料ですもの、これには勝てない。
ストリーミングの文化が定着すればなおさらYouTubeが注目されてしまう・・

今までのやり方、根本的な業界ルールが崩れない限り「音楽業界」は衰退してしまうのではないでしょうか?

しかし、業界がつぶれても、ミュージシャンやクリエイターが行き残る道があると私は思います。

これからのミュージシャンが生き残るモデルは・・・

日本国内では、音楽業界プロモーターの力がとても強く、彼らなしでは営業もままならないようですが、海外ではストリートミュージシャンがYouTubeとソーシャルを通して成功を収めている例もあります。

DubFX

本名:Benjamin Stanford ベンジャミン・スタンフォード オーストラリア メルボルン出身
2007年 独自のビートボックスとラップ、デジタルミックスによるループと即興で音を重ねる(ダブ)を使って路上パフォーマンスを行っていました。こんな感じです↓


その後、ヨーロッパにわたり、各地で路上パフォーマンスを続けます。彼の凄さは 口コミとYouTube、ツイッター ソーシャルで一気に広がりました。

Dub FX is completely independent using only: live performance, word of mouth, internet social networking and a number of easily accessible free samples. 参照;https://en.wikipedia.org/wiki/Dub_FX

 
Dub FXは ライブパフォーマンス、口コミ、ソーシャルメディア、無料のサンプルを配るだけで、有名になったのです。

路上パフォーマンスから、大きなコンサート会場でのパフォーマーに。世界でベンジャミン・スタンフォードといえばDubFXのことですよ(笑)

ミュージシャンも個人起業家なのです。

今では世界各地でパフォーマンスを行い、CD、ダウンロード販売、Tシャツ なんでも自分のサイトで販売を行っています。http://dubfx.com/ *日本にも来ています
Dubfxは、インターネット、Facebook、instagram、iTunesそしてYouTube 全てを駆使して世界中でビジネスを行っています。これからは、ミュージシャンもコンテンツ販売を行い、いわゆる個人起業家にならなければいけません。
dubfx

ただ音楽を奏でるだけではダメです。販売、集客はネットを使えばいい。現代なら必要な機材も簡単に手に入るし、インターネットで宣伝もできる。実力があるなら彼らのように成功することは可能です。

業界はダメでもクリエイターにはいい時代です。

音楽業界とひとくくりすれば未来は暗い。ダメダメな業界ですが、クリエイターとして個人事業家として考えれば、中間搾取もなく、自由なことができる良い世界になったのではないでしょうか?

世界ではこのようにネットを使って、成功しているミュージシャン、アーティストはたくさんいます。彼らはファンを作ること、ファンを喜ばすことのために、情報発信を毎日 毎日 続けているのです。

最後に
音楽大好きですので、何かお手伝いすることあれば、お問合せください
ただし、コンテンツは発信し続けるのはあなたです。本気でやらないと成功しませんからね

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