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アマゾンのリフォーム参入と中小企業のウェブ集客
2016/08/24
アマゾンが住宅リフォームを開始
EC最大手のアマゾンが積水ハウス、大和ハウスグループなどと組んで、ネット経由の「住宅リフォーム」市場に参入するというニュースがありました。
アマゾンが住宅リフォームで狙う2つの革命
アマゾンのリフォームストアで購入できるのはキッチン、浴室、トイレ、洗面・脱衣所などの各設備やハウスクリーニングなど。実際にリフォーム商品・サービスを提供するのは、アマゾンジャパンと提携した積水ハウス、大和ハウスリフォーム、ダスキンの3社だ。まずは約5000種類の商品・サービスを取りそろえた。
ここでは2つの大きな革命という記事になっています。
1つ目は販路の革命、
ネット経由での販路を広げることを目的にしている。注文、打合せまでな無料という点
ユーザーがアマゾンを通じてリフォーム商品・サービスを選び、注文すると施工業者から自動的に連絡が入る。日程調整のうえで施工業者が現場に訪れ、ユーザーとリフォームの内容を打ち合わせする。ここまでは原則無料だ。ユーザーが工事内容や金額に納得すれば契約。その後に費用を支払うようになっている。
2つ目は価格
「施工費込みの定額制」をうたっているということ
たとえば積水ハウスは定価99万9000円のキッチンを、アマゾンのリフォームストアでは工事費込みにして84万3000円で売っている(商品価格は56万9000円)。建物の条件がどうであれ、原則として販売価格は統一されている。
ユーザーのメリットは
ネットで完全オーダーメードのリフォーム工事を受け付けるのはユーザーにとっては不安なものですが、今回は大手ハウスメーカー 2社との提携となりユーザへの信頼感があるということ。
そして一般には不透明である見積金額が一定額ということに、メリットを感じる方が多いのではないでしょうか
ユーザーにとっての利便性やメリットは大きく、価格の透明性がある。
というのがアマゾンの考えです。
今までのリフォームのネット販売はうまくいっていなかった
今までも何社かが、ネットでの住宅販売やリフォームを販売してきましたが、上手くいってはいません。しかし、今回もどうせうまくいかないのでは?といい発想は大変危険だと思います。
アマゾン参入で起こることは?
アマゾン参入でリフォームはどうなるか?
その1つ目はアマゾンは検索SEOに非常に強いということ
大手のハウスメーカーとともに、検索エンジン対策と検索広告に大量に投資を行うことが考えられます。もちろん、地方ローカルキーワードにももれなくパワーをかけていくことになれば、今までよりも検索上位は難しくなります。リフォーム業界での強力な検索ライバルが現れたことになります。
定額化、小コスト化の波
今回の定額化により、ウェブからの価格比較が行われます。見積まで無料となると、価格で選ばれるお客様への反応は難しくなります。リフォーム業界も家電と同じようにショールーム化してくる可能性があります。
アマゾンの狙いは顧客のリスト化
大型のリフォームはネットでは無理というのは大間違いです。大手ハウジングメーカーにしてみれば、ネットで小さな案件を低価格で競うとともに、見込み客のリスト化を作るのが本来の目的になります。住宅という大きな金額が動く商材です。ネットから始まった小さな案件でも、動くのは地場の大手ハウスメーカー提携の会社です。顧客とのリアルな関係性ができれば、何年後かの大きな案件も獲得できない可能性がでてきます。
世帯主のネットリテラシーが上がってきた
現在、家を購入、リフォームを行う年齢層は、住宅市場動向調査によると
購入する世代は30代から40代が中心です。
現在ではこの年代でもインターネットを活用し情報収集を行うようになっています。
参照:http://www.mlit.go.jp/common/001084320.pdf
アマゾンのリフォーム参入は、ネット利用世代をターゲットにしているからこそ今参入してきたといえるでしょう。
様々な業界に本気で参入してくるアマゾン
今までネットでは売れないという常識だったサービスも、今後ネットを媒介とし、大手企業が力を入れてきます。
参照:アマゾンの次なる狙いは、4000億ドルの便利屋市場
本だけでなく様々な業界にアマゾンは手を伸ばしてきます。日本の大手 楽天、リクルートも参入してくるでしょう。
今までのやり方では ますます、ネットでの集客は難しくなる可能性があります。
中小企業はどうやって対抗していくのか?
対抗していくためには、さらに地域に密着した独自の情報発信力を強めていかなければいけません。リアルなイベントやハガキ、訪問などの地道な活動とともに、ブログやソーシャルネットや動画を使ったネット発信も今後はやっていかなければいけない時代なんです。
これらの中小企業は、独自のネット活用で今後の活路を開いている例です。
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中小企業の最大の長所は、スピードです。今からでも充分間に合います。余力があるうちに、ネットを使ったファンづくりを行っていきましょう。
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