公務員試験対策コンテンツを販売したい
資格試験の学習ビデオを思案中の者ですが・・・
Facebookのページからこのようなご質問を受け、YouTubeの添削を依頼されました。
公務員試験対策のコンテンツ販売を思案中です。 当方、XXXX・XXXXXの予備校の非常勤講師を務めてはいるものの、まだまだ知名度が浅いゆえ、動画コンテンツを通じて市場浸透を図り、ゆくゆくは講義教材の販売までこぎつけたいと考えております。 教材は、DVD+テキストという形態を考えており、夏ごろから年末にかけて制作したいと思っております。
資格試験の動画をYouTubeに公開し、自社の教材を販売するというためにどのようなことを行えばいいのか?
私も介護福祉士 実技試験対策DVDのマーケティングをお手伝いした経緯がありますので、 資格試験対策の教材のビジネスについては多少ながらアドバイスができます。元々Youtubeコンテンツの添削のお話でしたが、コンテンツ云々よりも、はたしてビジネスの設計ができているのか?という点で勝手ながらお話しさせていただきました。(お名前 固有名詞はすべて伏せております)
大手競合がひしめき合う教育事業
2006年から販売していた教材コンテンツですが、昨今では、大手教育機関が参入。莫大な費用をかけた広告宣伝を行うようになっています。そのため、ただ単純に動画を掲載すればユーザーが集まるという幻想は3年前に終了。中小零細企業がこれから教育コンテンツを販売する場合、いろいろと工夫を凝らさなければ、ビジネスは成り立たなくなっています。しかし・・・
資格試験マーケットはまだまだ伸びています
大手が参入してきているなかですが、やはり資格に対するニーズは高く、これからも市場が縮小することはありません。独立、就職に有利な資格市場は500億円以上、語学マーケットと同じく安定して伸びているのです。大手と競合することなく、ビジネスを進めるには、大手と違うニッチな市場からスタートする。そして個人ブランドの確立が必要。講師のキャラクターを前面に押し出すコンテンツを産みだし、継続して情報を配信していく「覚悟」が必要です。言葉でさらっというのは簡単ですが、当社のパートナーは、他との差別化=ユーザーへの情報提供の精度という取り組みで、かなり深い情報を発信しています。国家試験があれば自ら「国家試験の間違い」を厚生労働省に指摘--->問合せ-->問題ミスを認めさせ、正解にひっくり返す というすごいこともやっています。
絶大な信頼をバックボーンにしつつ、商品、サービスの工夫も大手と違う戦略をとっています。(いえませんけど)
ビジネスを行う上での注意点
資格試験にかけるお金はどのくらいか? 一人が資格取得にかけられる金額、時間はどのくらいでしょうか?
会計、弁護士などの資格であれば、取得による生涯報酬も高くなる可能性が高いため、ある程度の投資が期待できます。
介護資格は、今後必須とはいえ、受講者の投資額はさほど期待できない。
公務員試験ではどのくらいの金額まで投資できるでしょうか? おそらくそんなに高額には請求できません。
マーケットを絞り込む
公務員試験といっても、範囲は広いです。というか広すぎます。
「公務員 試験対策」大手から個人まで様々なサイトが乱立。ここから新たにビジネスを立ち上げるにはどうしたらいいのか?
1)公務員試験の中で、絞込みを行うこと
地域で絞りこみ あるいは 公務員資格の分類で絞り込む、特定分野の試験でスペシャリストになること。
例えば 地元の公務員試験
地元の市町村、県の公務員試験にターゲットを絞ること
お住まいに近いこともあり、ネット販売だけでなく、対面の塾、セミナーなどもビジネスとして成立します。
2)試験科目で絞り込む
論文、面接、受験生が苦手となっている科目で絞り込む。
公務員の絞り込みと苦手科目の克服という絞込みの2つを行うことを前面に押し出し
事業をスタートします。
XXX県 公務員試験対策 XXXXXX編
このカテゴリで試験対策に関するコンテンツを作ります。
そして、試験日程、過去問題 公務員業務内容 もろもろ 関連内容をアップし続ける・・。
動画を活用し、解説するあなたのキャラクターを確立していきましょう。
ニッチなので、ウェブでの検索でも1ページ目に表示させることは比較的容易でしょう。
商品はセミナーでも、教材でも問題集、家庭教師でもかまいません。
実績を作るために 最初は少人数になると思われます。しかし、着実に実績と、営業パターンができるのではないでしょうか?
試験日程から逆算する
これは介護試験DVDのPR用コンテンツのアクセス推移です。
1年のうちほとんどはアクセスがない状態ですが、年初から3月にかけてアクセスが爆発しているのがわかります。
試験対策教材は、注目される&売れるタイミングが決まっているのです。
そのため、普段はアクセスが少ないキーワードでもある時期爆発的にアクセスが集まります。
試験対策の場合、殆ど3か月前、願書受付から試験3週間前、面接、実技などは一週間前が販売のピークになります。
このピーク時から逆算し、販売スケジュールを作ります。
試験日が3か月前なら「90日で合格できるXXXXXX]というタイトルでコンテンツができます。
「まだ間に合う!60日(30日)で合格できるXXXXXX」なども打ち出せます。
見込み客をウェブで集める
ウェブサイトを訪問し、信用もないサイトから、いきなり教材を購入する人はいません。
まずは、信用を上げるコンテンツの配信、リアルなセミナー等の開催を続けて、信頼と信用度を増やすこと、
小冊子やメルマガ、SNSなどを活用して、見込客を集める施策を行います。
見込み客のリスト化がウェブサイトでは必須になります。いろいろな方法、施策がありますが、これができるようになると成功率は大幅に上がります。*ここがウェブビジネスの肝です。
実績をもとに横展開
地元の、公務員試験の実績で効果を出したところで、近郊の都市に展開することができます。
また、小さなマーケットでもNO.1という実績ができれば、信用度も増します。
また実際の授業なども行い、専門家に頼んでビデオで収録すれば、1つのコンテンツができあがります。
今回 ご提案するのは、小さくてもいいので、一つのビジネスで勝ちパターンを作り、横展開するという方法です。実際にキャッシュを生むところまで速めに事績をつくろうというやり方です。
実は1年前から種まきが始まる
多くの試験の願書が5月に申し込みがはじまり、試験が始まろうとしています。
これから試験対策コンテンツをつくりのであれば、確実にやっときたいことがあります。
それは、・・・・・・
今年の試験問題を入手すること
過去問題をいち早く入手してください。そして【解答速報】を作ってください。
どこよりも早く、業界で一番に作ること。より良いコンテンツで他よりも早く情報を出すこと。
これ、資格試験では非常に大切なことです。
いろいろ戦法はあるのですが、とりあえずここまで・・・
追伸
この回答はあくまで私の経験則でお答えしたものであり、実際の公務員試験の内容、市場調査を詳細にしているわけではありません。
無料で回答した範疇の内容ということですので、あしからず、参考にしていただければ幸いです。
実際に資格試験やコンテンツ販売を行う場合は情報収取、競合調査、サイト構築、オファーの内容確定や商品価格の作成など様々な要素が必要になります。
コンテンツ販売、ウェブ集客についてのご興味ある方 ご相談はこちらからお問い合せ下さい。
本格的なご相談は有料になります。
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