自分をプロデュースするということは「自分をなくす」ということ

2016/11/09

自分のことになると自意識が過剰になる

グループで動画の撮影を行う時に、他人の事だと鋭い指摘できるのだけど、いざ自分のことになると、引っ込み思案になってしまう人がいます。
不思議なもので、人の事は気にしないのですが、自分の事になると、恥ずかしい、恥を欠きたくないという意識が強まるものなんです。
人の事なら気にならないのに自分のことは意識が過剰に・・・。これを自意識過剰というのです。

裏方に徹するという逃げ

自分の事はいいから・・・といって結局、表に出ない人がいます。自分はプロデューサーだから・・・等と言って逃げてしまってはいけません。
そのようなことをして、他人を動かそうとしても、人は動かない。もしあなたが本気ならば、自分から表に出なければ他人は付いてこないのです。
「ない仕事」の作り方　でみうらじゅんさんはこのように語っています。

私自身がさぞ自己主張が強いと思われがちですが、実はそうではありません。私が何かをやる時の主語はあくまで「私が」ではありません。・・・
「私自身はどうでもいいんです。あくまで「みうらじゅん」という「ない」タレントのマネジメントをやっているつもりでいます。・・

そもそも何かをプロデュースするという行為は。自分をなくしていくことです。自分のアイデアは対象物のためだけにあると思うべきなのです。

小さな会社、経営者や起業家であれば、自分が表に立たざるをえません。それとともに、裏方も自分で行うしかないという事を忘れないでください。
これからウェブコンテンツを発信するということは、全ては自分で行う必要があるのです。

「ない仕事」の作り方　みうらじゅん著　

自分であって自分でない「自分なくし」

自分を売り込もうとするとどうしても自己主張になりがちです。その結果、かっこ良く見せたい、よく見られたいという、自意識が過剰になったり、自分を不自然に売り込んでしまいがちです。
自分をプロデュースする時は、「自分を客観的にみる」こと。
自分という存在を別の個体に置き換えてみることが必要なんです。

あくまで、本当の自分は「裏方」という「自分なくし」を行ってみることで、「自分」を第三者的にマネジメントしてみましょう。

いつも他人の事だと鋭い指摘ができるように、自分も客観的にみるのです。

多くの人に「うけよう」と思わない

ブログやYoutube、世界中の人がアクセスする、世界中の何億人が見てくれるんだ！と思ってしまうと変に萎縮してしまいます。
こんな事言ったらまずいんじゃ？とか、という思い込みをしてしまう人がいますが、
これは大きな間違いです。

まずあなたのコンテンツはそんなに多くの人が見る訳ではありませんので安心してください。最初はMAX100人　運が良ければ1000人くらいです。

まずは、身近な人に向けてみせるようにしましょう。

会社の同僚や、お客様を１人思い出してください。そしてその人に向かってテーマを決め、対象者が理解してくれるか？喜んでくれるか？ということだけに集中してブログを書いてみましょう。
動画を撮る場合も、対象の人にむかって（○○さんに捧げる動画）話しかけてみるようにしてみましょう。

まずは、身近な人　１人を喜ばす事が大切です。

顔の見えない、知らない人にメッセージを発信したところで、伝えたい事はぼやけてしまうのです。

普段の自分を見せること

ブログや動画では、素晴らしいことや難しいこと、大きな事を話す必要はありません。
無理に気構えたり、自分を大きく見せるようなこと＝自分を売り込むようなことに、多くの人は反応しません。ただスルーされるだけで炎上さえ起こりません。

私も長年ブログや動画を発信していますが、不思議なもので、力を入れたエントリーほど、思ったよりアクセスされません。そのかわり、30分ほどで何気なく配信したエントリーが評判になったりすることも多々あります。

自分が日常的に気づいた事を話せばいいのです。普段のちょっとした気付きがブログを見ていた人にとっても、「へー　なるほど！」というような共感を生みます。

もっと気軽な気持ちで発信をしていきましょう。等身大の自分を写す事で多くの共感をえる事ができるのです。

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