起業から会社を安定させるまでに私がしたこと

前回の続きです。　
私が動画を始めた理由：ウェブデモ　起業まで

商品がなければ起業できません。

起業で一番大切な事は、「自分がお金を出しても手に入れたい」売りたい商品を作る事だと思います。
換金できるサービスを生み出せなければ、絶対に独立はできません。できれば、
時間の切り売りをしないパッケージを作ることが必要です。
私は幸運にも、こんな商品が欲しい！と思える商品を見つけることができました。

ただし、安定して売っていくためには、慎重にすすめていく事が必用です。
2003年に起業をしてから業務を安定させるために　私は何をしたのか？をまとめてみました。

会社設立　設備投資にお金をかけない。

私は父が残した休眠会社の定款を変更し、株式会社ウェブデモを作りました。株式会社にこだわったのは、自分のビジネスが法人向けであったためです。今では必要ないかもしれませんが、信用を得るために株式会社にすることで少しでもメリットがあると感じていました。
会社設立の経費は登記代だけです。事務所は自宅、パソコン一つ、ネット回線一つという環境からスタートしています。
サラリーマンと違い、全ての経費は自分の身銭を切らなければなりません。設備投資はできるだけ小さく小さくすることです。これは本当に大事なこと。　

いきなり会社をやめてはいけない

会社の準備期間は半年ほどかけました。この間に販売の戦略を練り、ホームページの作成を行いました。販売からサポートまで、インターネットで完結し、クライアントは国内の法人をターゲットにしていましたので、ネットでの戦略をどうするか？ということに注力しました。

勤めている会社をいきなりやめることはありません。まずは安定した売上げが立つまで、いわば副業として準備を行いました。
このためには、会社での業務を効率化し、自分がいなくても会社が回る仕組みを作りながら、決して迷惑がかからないようにしなければいけません。自分がいなくても会社がまわるよう、最終的に「退社しても」大丈夫なように寝まわしをしておきます。

会社の業務で眠れないほど忙しかった日々がネットと動画活用で解放されましたが、新しい会社のために、同じように忙しくすごすようになってしまいます。しかし今迄と違い、自分の未来のために忙しくなるということでモチベーションは高く維持できました。

ホームページを作成　ブログも開始する

ホームページの製作、最初はホームページビルダーで自分で作成しました。ドメインを取得し、カートを導入、自社の製品の動画（flash）をサーバーにアップして公開するという手法です。その後、すぐにブログを開始しています。当時はMovable Type を使用していました。

いまのような「コンテンツマーケティング」という言葉も概念もありません。外部リンクや内部施策が検索対策に必要でありましたが、当時は競合が少なく、動画が珍しいこともあり検索では上位に来るようになりました。PPC広告も行っています。また当時は、小さな会社のプレスリリースが大きな効果があり、ウェブサイトの公開と商品リリースが大手ウェブメディアに取り上げられたことがきっかけとなり、サイトへのアクセスが大幅に増えたました。
アクセスが集まりだし、売上げが安定してきたことで、勤めていた会社を円満退社することにしました。「立つ鳥跡を濁さず」ですね。

新しいサービスを出し続ける

その後は、様々なウェブ思索を行い、新しい商品を販売、提携などを行って来ましたが、全てが順調という訳ではありませんでした。
10以上のプロダクトを作りましたが、残っているのは２つ・・・・
13年でいろいろ浮き沈みがありましたが、未だに動画マニュアルは当社の主力商品のひとつです。

2006年に立ち上げた「動画マニュアル.com」はウェブ動画の活用を啓蒙するために立ち上げた当社の動画サービス。ソフトウェアの使い方に特化した動画ポータルサイトです。2010年、一時は月間　300万pvまで育ったサイトですが、現在はコンテンツの陳腐化、スマホ対応もできていません。　諸行無常。
　動画マニュアル.com
Googleで撮影したインタビュー（Google Adsense)

まとめ

中小企業で10年生き残るは10%もありません。
いつでも、新しいサービスを打出していき、変化し続ける事が、小さい会社が生き残るためには必用です。

いろいろな成功法則はありますが、確実に言える事は一つです。

それは「実際にやってみなければわからない」ということです。

仮説を作り、自らやってみること。

ウェブからの情報を発進することだけでなく、多くの人と出会う中で新しい出会いやチャンスが生まれてくるのです。

後半は起業から現在迄の話です。

１エントリでまとめるには時間がかかります（笑）今日はこのへんで終わりにします。はい

参照：運用者について

-起業, 茅ヶ崎で働く
-自己紹介, 中小企業, 会社経営